映画『柳生一族の陰謀』感想。あんまり説明しないとこがかっこいい

無茶苦茶面白かったです。

歴史ものなのに説明的な描写がないのがかっこいい。
登場人物が多いので、誰がどっちサイドなのか開始30分で頭の中がまろはおじゃる丸でおじゃる状態になるもののそんな状態でも面白いという。その混沌が段々見ていくうちに自然に収束されていく気持ちよさ(人がよく死んで減っていくというのもある)。

わかりにくくしているとはまったく違う、きっちり観客を信頼している感じ。歴史オタだろうが地理選択者だろうが面白い。歴史ものの名作はバッググラウンドを知っていたら面白さ5割り増しだけれど知らなくたって面白い。ついていける。

あと子供が殺されるとこ描いてるのいいと思った。今の映画だとたぶん余計な忖度きかせやらないとこ多いと思う。フィクションの世界において、女子供は守られるみたいな自主規制なのかポリシーなのか、それがないというだけでもうかなりイケ映画です。

誰も死なないよ、大丈夫だよ、みたいなものが死ぬ可能性のあるようなフィクションの世界で匂わせられるとがっかりします。
フィクションっていい死に方を見たいというのもある。やたら死ぬのもアレだけど。

あんまり説明しない名作そのに

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