10代人気アプリ、50代人気アプリの違いとは?【世代間ギャップを知ろう】

どの世代でもよく使うアプリは一緒(YouTube、LINE、Twitter…)

アプリの利用実態をモニターの利用状況から調べるフラーさんによると10,20,30,40,50,60代以上のそれぞれどの世代でも「よく使う(長時間使う)アプリ」のトップクラスの顔ぶれは案外変わらないそうです。

YouTube、LINE、Twitter、Instergramとかですね。TikTokも10代のアプリと言われてましたが今や多くの世代に使われる定番アプリとなりました。

よって、「長時間使うアプリのトップ5」だとどの世代を見ても違いがないため、フラーさんでは、「特定の世代において利用率が高いアプリ」をそれぞれの世代で抽出し、白書として年に一回報告しています。

それについて取材した記事があるのでぜひ読んでください!

世代が上になるほど「すでにある機能をただアプリにしただけ」が多い

上記リンク先原稿は10代から世代別に利用率の高いアプリを追っていますが、50代あたりから「新しいアプリ」というより「既存のサービスをアプリにおきかえたもの」が目立ってきます。

わかりやすいのはお店のポイントアプリです。お店で渡されるポイントカードの仕組みがアプリになっただけ、みたいなものが増えてきます。

もちろん、アプリになっただけでも便利です。ポイントカードって、たまにしか使わないものとか財布に入れ忘れますし。でも、確かに便利ですけど、それまでの仕組みをガラッと変えた、というものではないんですよね。「それは今までにない発想のアプリだね」というのはやはり若年層から出てくる印象です。

DX、デジタルトランスフォーメーションというのは今まで紙とハンコを使っていたものを「電子ハンコで電子書類にする」みたいな単なる置き換えでは無くて、そもそもハンコが必要か?とか、手続きのもっと洗練されたやり方はないのか、まで踏み込んでのデジタルトランスフォーメーションだと思いますが、こういう「かつてないもの」を創造するのは若い人の方がより柔軟なんだろうなと思います。

中高年になるとついつい今までの生活スタイルにのっかりがちですが、変化の激しいこの時代、好奇心や興味を持って、アプリ文化の中心である若年層の使い方を「へえー」と見ておくことが、10年後、20年後、取り残されてしまう…、みたいなことにならないのかなとも思います。

「けっ、あんなもん」とか「めんどくさい」とか、それらが浦島太郎の序曲です。IT動向の情報収集が面倒だという人は私のツイッターのbotアカウントをフォローしてみてください。ITの話題の記事をBOT形式でつぶやいてます。最近のITを取り巻く法整備や事件についても発信しています。

個人的にびっくりしたとこ「グループウェアをスマホで見る」

世代間ギャップの話に戻ります。取材で個人的に驚いたのが、「20代男性がSlack(グループウェア)をアプリでよく使っている」ということでした。

えー、グループウェアってパソコンで見ない??パソコンの方が楽じゃない???と42歳の私(スマホよりパソコン派)は思うんですけど、ちょっと返す、ちょっと見る、くらいなら今の若い人はスマホの方が楽なんでしょうね。「どっちが楽、どっちが面倒くさい」ではなく、「楽」と感じるポイントが世代でずれているんでしょう。

私のこのサイトは、今入力をパソコンからしてますし、私個人で言えば、人のサイトもパソコンで見ることの方が多いんです。ただアクセス解析を見ると、私のサイトを見ている人は、8割以上がスマホなんですよね。

何も全員が全員、若い人のスタイルにヒーヒー言って合わせる必要はないとは思いますけど、私の場合は、若い人のスマホの利用動向を知るのが仕事に直結するので、意図的にスマホは使うようにはしてます。「わかんない」だと会話にならないので。