2017年 1月 の投稿一覧

映画『沈黙』見ました。小説の方が5万倍いい……。

二次元と三次元の分厚い壁を感じました。

『ユーリオンアイス』というフィギュアスケートを題材にしたアニメがありますが、『沈黙』と「外国人がわらわら出てくるが、メインの言語がある」という共通点があります。
ユーリオンアイスは日本人ロシア人スイス人カナダ人タイ人……と登場人物は超インターナショナルですが、全員日本語で話します。ロシア人コーチも。

で、『沈黙』は、鎖国された江戸初期の日本、長崎で、棄教したとされる師の真相を負うべくポルトガル人の司祭が日本に潜入する話です。日本にたどり着いた司祭と長崎の隠れキリシタンたちは英語で会話をするんですが、疲れ果てた貧しい、ボロボロの服を着た隠れキリシタンの村人たちが、「私もこのくらい英語が話せたら、海外旅行に行く気が倍になるだろう」というくらい流暢に英語を話すんですね。

違和感との闘いが日本人の観客には求められています。
えっ……、ポルトガル語なんじゃね?ととか、そういう疑惑が出てくるともう私あの頃に戻れない。

ユーリオンアイスの場合、言語を発してる側で見れたという大きなアドバンテージがありましたが、二次元三次元の違いを感じました。それに原作の小説は村人たちの話す九州弁が素朴で、それが悲しいシーンをますますドラマチックにさせてよかったのに。

日本人は特に厳しい映画です。

あと、私アメリカのドラマ『ハワイファイブオー』も大好きなんですが、こちらハワイが舞台で、日本のヤクザが出てきたりなど話に結構日本が絡みます。そのわりにそこで描かれる日本が明らかに「どこだここ」なんですね。
日本というより西洋人の思う「アジア」という感じ。日本と中国と韓国とどこかを足して4で割ったようなどこでもないどこか。

日中韓の違いなんてアメリカ人にはわからないんだねと思っていましたがマーティン・スコセッシ監督もわかってないようです。日本を舞台にした映画やドラマを撮影するなら、この違いは把握しないとまずいと思うんですが。
日本描写の拙さに湧き上がる愛国心。はためく日章旗。

人が死ぬシーンだけは映像の方がビリビリ伝わってくるものがあってよかったですがほかについてはもう小説の方がむちゃくちゃ面白いので『沈黙』は絶対小説で。映画のストーリーはおおむね原作に忠実でしたが、それでも全然小説の方が伝わるものが違います。小説向けの話なのだと。

原作厨☆大勝利な一本です。
特に終わり方は絶対小説の方がいい。

現役スタイリストが語るアクシーズ着こなし法



ライター仕事です。
「オタク女のファッションチェック」という、背中を撃つような図解(描いた人もたぶんオタク)ってよく見られます。視線は意地悪なものが多めなので、そうではなくいかに着こなすかについてふれてみました。

自分が落ちた会社に通った人は女子アナ志望だった

新卒の就職活動で自分が落ちた某有名企業に採用された人に
たまたま会う機会があったのですが
その人はそもそも女子アナ志望で、
それを聞いたときに「ちょ、女子アナてww」とは思わず
「確かにこの人ならなりかねない」と思うくらい才色兼備で、
さらにエースと呼ばれる女子アナが皆自然にしているように気を使える人でした。
この人が受かるなら、そら落ちるわ!と爽やかに思えました。

やはり「地区大会優勝するぞ!」なんかじゃダメで、「甲子園優勝するぞ!」の
心意気を持ち、また、心意気を持っているだけでは当然ダメで
それに向かって実際努力した人こそが、甲子園優勝はダメかもしれないけど
地区大会には優勝できるんだなと思いました。

思えば私は新卒の就活の度重なる失敗がその後の地獄の20代の幕開けでしたが、
基本姿勢が「甲子園優勝を目指すが、特に何もしない」だったのです。
結構著名な企業に受かる気でいたのもそのあらわれでしょう。
驚くことに、「特に何もしてないくせに望みがでかい」ということの自覚すらなかったのです。
ほんと、なんで?と当時の自分に問いたいくらいです。

フリーランスになり荒波にもまれたのと加齢によるテンションの低下で
練習をしないのにメジャーリーガーになれると思える、何かをキメたとしか思えないマインドが
なくなったのは精神的成熟で良いことだと思います。

しかし、現実を知った今の心境を率直に綴ると
「死にたいと思ったことはないけれど、生きていくのはほんとに大変」
に尽きます。
「生きてくのってほんと大変」と青色吐息なのと
「練習してないけどメジャーリーガーになれるって信じてる状態」のどっちが幸せなんでしょう。
100%信じ切れるなら後者も悪くないかもしれません。
家から出ると気づいてしまうから家の外に出ないのがポイントになりそうです。

でも駅伝見てるときは楽しい。ニューイヤー面白かった。箱根も明日楽しみです。

今年も宜しくお願いします。