青少年のスマホ、ゲーム、ネットのトラブルやその対処法についてはすでに世の中の官民問わずさまざまな機関が対策のための情報を発信しています。むしろ多すぎるのが困りもの。何を見ればいいの!
ということで、情報モラル、ネット依存で講師をしてきた私が「これだ!」と思うもののみを、厳選し紹介します。また、紹介するだけでなく、どこを見たらいいかもお伝えしています。
情報教育に長年いる目利きのチョイスです。自信あり!!たまに更新しますので、このページはぜひブクマを。すべて必見です!ほとんど無料ですぐできる系です。
よく学校や自治体で、「オリジナルのネットやスマホ利用ルールを作ろう」といった取り組みを見ます。個人的にはオリジナルの資料を手間暇かけて作らなくていいんじゃないかな、というくらい世の中にはいい資料があふれていますので、「イチから作る」でなく「活用する」でいいんじゃないかなと。資料を作ると、作ることに一生懸命になってしまうので。餅は餅屋です。
「どれか一つのサイトを参照していると、そのサイトが閉鎖したら困る!」はもっともなのですが、似たような取り組みもほかでたくさん行われているため、こちらで紹介しているサービスが、もし終了したりリンク切れしていたら似たのを紹介するので心配無用です。
スマホ、ゲーム、ネットの公的相談窓口
こどものネット・スマホのトラブル相談窓口『こたエール』
インターネット誹謗中傷・トラブル相談窓口ネットハーモニー
法務省人権相談
ゲーム感覚でネットトラブルを知りたい!
総務省 ICTリテラシー向上のためのゲーム型教育プログラム
お勧め。①災害時のフェイク情報/②ロマンス詐欺/③セクストーションの今誰しも押さえておきたいネット被害3つをゲーム仕立てで、臨場感たっぷりに体験できます。ゲームとして凝っていて、おもしろいです!
XとInstagramを意識したサイトが出てきますが、ふたつのユーザーの違いがリアルで、絶対ネット好きが作ってます(ニッコリ)。セクストーションは小学生の被害もありますので、小学生から全員必ず受講!
大阪府警 仮想体験ツールで学ぼう!
「選ばせる」「考えさせる」などがあまりなく小説的な作りなのとめっちゃ登場人物のCGとしゃべりがAIなので、上記の総務省のゲームをしたあとだと若干物足りなさを感じますが、これは総務省の作り込みが神ってる、ということでしょう。ただ総務省になかった「闇バイト」「偽警察詐欺」を体験できますので必プレイです。
スマホ、ゲーム、ネットで起きている最新の事件を知りたい
インターネットホットライン連絡協議会 インターネット関連News
新聞社などのニュース記事のうちネット系記事がまとめられたものです。
情報の教科書を見れば、ネットトラブルの概要は大体分かります。(例:SNSで許可なく友達の写真をのせてはいけない、知らない人と連絡を取るとトラブルに巻き込まれる)私は教科書などで一通りのトラブル概要を知っているならば、その後は実際の事件の記事を読んだ方がいいと思っています。
なぜかというと、これは私の講演案内のページで詳しく書いていますが、情報教育の教科書や、官民のこういうトラブル一覧集というのは、ほぼ必然的に書き方が抽象的になるからです。「LINE/Instagram/X」などと書かず全部「SNS」と書く、ということです。そして、こうなると分かりにくい&伝わりにくくなります。子どもが読者ならなおさらそうです。
伝わりやすいのは「実際の事例」です。怖い、いけない、絶対ダメだ!と感情に強く訴えてくるのは実際起きた出来事です。トラブルの全体像、網羅性をつかむため、教科書であったりなど概要的なサイトは入口として必要だと思いますが、それ以降は実際の事件を軸足に置いた方が、伝わりやすさ、という点ではまったく違うと思っています。
なお保護者ですと、逆に教科書的な「網羅的なトラブル紹介サイト」が分からない、というケースもあるかと思いますので、その際は総務省のインターネットトラブル事例集なんで良いかと思います。
総務省インターネットトラブル事例集
フィルタリングについて知りたい
(まずはこちらを!)デジタルアーツ 有害サイトのブロックよりもっと大切なフィルタリングの役割
フィルタリング、ペアレンタルコントロール、各種SNSの子ども向けアカウントなど、こういうのはそもそもなぜいるの?ということに書かれたとてもいい記事です。
こういった、なぜフィルタリングは必要なのか、ということに対し親子で認識をあわせておかないと、子どもにしてみたら、友達は使えるのに!となるだけです。
子ども向けに書かれているので、親子で見てほしいです。子どものスマホ利用は保護者だけが気をもむものではなく、子ども自信も当事者です。
青少年に人気のアプリのティーンズアカウント、子供向けの機能を知りたい
一般財団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構 安全安心の取り組み
様々なSNS公式(LINE、TikTok、X、Yay!など10代人気アプリ)の事業者が、未成年向けに安全に使ってもらえるよう、どのような機能を提供しているか紹介しているページです。一覧的に分かるのですが、細かな設定までは載っていません。詳細な設定は以下をご覧ください。
子どものスマホのルール、結局どうしたらいいの?
ソフトバンク 親子で作るスマホルールリスト
まずは携帯電話会社が出しているルールのテンプレートを利用するのが、楽だし、一通りのトラブルが含まれているのでおすすめ。
ソフトバンク 全国統一スマホデビュー検定
ルールを作るにおいて、そもそもお子さんにはスマホを持つ資格があるのか…、そしてさらにいえば保護者の方はお子さんにスマホを持たせる資格があるのか…をネットでクイズ形式でチェックできます。(①小学生②中高生向け③保護者向けの三つの検定があります)
こういった検定って「人を傷つける書きこみをしてはいけません 〇か×か?」みたいな、「私にも、一応知性があるんですが…」というナメた問題が多い、という短所がありました。しかしこの検定は、結構ひっかけも多くて国語力も問われます。ぜひ親子で挑戦を!
ガンホー 石田勝紀氏インタビュー記事
親子でルールを決めるにはどうしたらいいのか、そこまでやるの?というお話に目から鱗です!保護者の本気を見せましょう。(なおこの記事のインタビュアーは私です!)
ネットの見過ぎを啓発する動画が知りたい
YouTube、Fラン大学就職チャンネルより『茶番マン』
手軽なネットに逃げ続ける人生はどうなっていくのかを物語仕立てにしています。大人になるほどに、より冷や汗が出てくる動画です。全員見て震えましょう。
この動画、コメント欄も非常によく、偉人の名言が紹介されていたので引用します。
「あなたほど、あなたを裏切った人間はいないのではないか?」 ベンジャミン・フランクリン
半泣きになったところで、では、何をすればいいか?も、偉人の名言を紹介しておきます。
「毎日、あなたが怖いと思うことを一つ行いなさい。」 エレノア・ルーズベルト
ネットの誹謗中傷について知りたい
必見漫画『しょせん他人事ですから』
誹謗中傷もネットと人権も、とにかくこの漫画を読めばOK。も~とにかくこれを読んで!小学五年生くらいの読書感想文の課題図書にしてほしい!
ケンティー主演でドラマ化もされたそうなので、漫画よりもドラマ派の方はそちらでも。
弁護士に頼めない!個人でできることはないの?
『しょせん他人事ですから』は弁護士が主人公。よって、弁護士ただ、個人で、今すぐできることはないの?という方に向け、主要SNSの削除方法の手引きも紹介します。
法務省ホームページより、インターネット上の誹謗中傷書き込み削除依頼の手引きはこちら。
↑こちらは弁護士抜きで自力でネット中傷者を訴えたケース。大変そうです。
売ったり、あげたり、貸したりしてはいけないもの
三菱UFJ銀行 戦慄!講座売買のこわ〜い話
三菱UFJ銀行より、口座売買のこわ〜い話。昔ならこういうのをするのは「悪い人」や「悪い人から借りた借金を返せない人を脅して」みたいな、「悪い人」関係者だったわけです。
ですが今はインターネットを通じて、「お小遣い稼ぎですよ~」「手軽!」みたいにして、カタギが狙われていますし、カタギの方も「お小遣いほし〜い」って申し込んじゃうんですね。
「普通これ売らないよな」「あんまりこれ売ってるケースみたことないな」ってものは売ってはいけません。相手は当然、悪い人だから「大丈夫だよ/問題ないよ~」と嘘をつきます。ネットは消費者問題の壮絶な最前線であり、ここの教育は正直かなり手薄だと思います。
人間の悪意を知っておくということ
つづける節ネットより 人間の悪意を知っておく大切さ
上の口座売買もそうですし、闇バイトなどもそうですが、通常なかなかカタギの生活をしていると接点を持たないであろう反社会的な人たちともネットを通じると思いがけず接点を持ててしまうというのはネットで本当に気を付けたいところです。子どもだから例外ではありません。
ネットやAI、いいところもいっぱいある!
スポニチ 本田圭佑氏インタビュー
日本のサッカーが強くなった理由は「ネット」と本田氏(私は本田解説大好き派)。2026ワールドカップでアフリカ勢も欧州南米といった強豪国相手に善戦してますがこのあたりもネットパワーの影響もありそうですよね。
サッカーに限らず、新しい趣味や勉強を始めるのがこんなにしやすい時代は有史以来ないでしょう。あらゆるジャンルのYouTuberが教えてくれますからね。私が若い頃はお金が無ければ新しいことをそもそもはじめられず、意識的、無意識的に諦めたことも多かったですが、今ここはほんと滅茶苦茶恵まれていると思います。
ネットは「功罪」の罪ばかりクローズアップされがちですが、「功もたくさんある」というのはおぼえておきたい視点です。
ネット依存・スマホ依存・情報モラル講演を行っています。
石徹白未亜(つづける節ネット)は、全国の学校・自治体・企業で
ネット依存・スマホ依存・情報モラル をテーマに講演を行っています。
- 子どものスマホ・ゲーム依存
- SNSトラブル
- 保護者向け情報モラル講座
- 教職員研修
▶ 講演の内容・実績はこちら
https://itoshiromia.com/seminar/

















