埼玉県・鳩山高校さんで節ネット講演してきました【+節ネット参考図書もご紹介】

埼玉県・鳩山高校さんでネット依存対策のための講演をしてきました。 参画しているネット依存を対策の啓蒙活動を行うエンジェルズアイズによる活動です。

帰り、川越を経由するので観光を、ご当地グルメをと思ったものの(観光刑事)、あんまりにも寒かったので丸亀製麺のうどん食べておわった。おいしいからいいよね。丸亀製麺。

超おすすめ参考図書

節ネットにおすすめな一冊といったら石徹白未亜の『節ネット、はじめました。』なんですが、今回講演でも紹介した別のおすすめの本はこちら↓

10代のうちに知っておきたい折れない心の作り方 水島広子著

タイトルや表紙のJKを見て若者向けでしょ、と思う人もいるかもだけどこれかつてDKやJKだった大人が読んでもうなるような、難しい人とのコミュニケーションの方法や、自分の心を大切に扱う方法が丁寧に記されています。

例えば、怒りっぽい人が怒ってはダメだ、と自分を制御するのは間違った対応であり、「怒り」という感情(そしてすべての感情には)役割があるのだ、といったもので、私も大概怒りっぽいので染みた。

これはもう「生きてるうちに知っておきたい折れない心の作り方」でいいと思う。大人が読んでも目からうろこが落ちる。全然遅くない。

リアルのコミュニケーションとネットのコミュニケーション


あとやっぱり、リアルライフのコミュニケーションでうんざりしたり、自分の思うようなコミュニケーションができずガッカリしたりなど失望や恐怖感がある人ほど、ネットのコミュニケーションに行きがちな傾向はあると思う。私もそうだし。

ネットは大切な居場所だし、本当に追い詰められた人にとってはセイフティーネットの役割もあると思うけど、リアルのコミュニケーションを踏めてないことで陥る弱点を、自戒を込めつつ、過去に記事にもしてます。

ちょっと長いけど引用。
「発達障害を抱えるりおは、中学生から不登校になり通信制の高校を中退、現在はニートで、コスプレの趣味以外ではパソコンの前に座る生活を送っている。今は家から一歩も外に出なくても、ネットを通じ最新の情報を入手できるし、人と交流することだってできる。

 できるのだが一方で、実際に生の人に会って話したりコミュニケーションを取る機会がないと、人はなかなか成長しづらいというのはよくわかる。私自身、ネットという居場所にホッとしている一人として、リアルがよくてネットがダメという気はないし、精神的にギリギリの状況にある人にとって、ネットがセーフティーネットになっている事実もわかる。しかしネットにはリアルに比べ、何かの場数が踏めず、それが「幼さ」とつながっているということもわかるのだ。

 生の人間とのコミュニケーションは面倒や鬱陶しいこと、イヤになるようなことも多い。中学で不登校になったりおにも、そういった苦労はあっただろうと推測する。一緒に暮らす父親との仲は良好なようだが、おそらく他人と話しをする機会はあまり多くなかったはずだ。

 そんな中、『整形シンデレラオーディション』での合宿、医師とのカウンセリング、そしてこの番組の取材を通じ、人と話しを重ねたことは、りおにとって自分を見つめ直す絶好の機会だったのではないだろうか。そしてその機会を通じて成長し、整形以外にも変わるためにできることがある、という結論に至ったのだろう。

 「実際に人と話す」というのは、万能薬だとつくづく思う。もちろん、安心して話せる環境であることが大前提だが。」

※三度の飯並みに出張が好き。出張講演依頼、いつでもお待ちしています。依存経験に基づいたいい話しますよ!