2023/9/23放送世界一受けたい授業・廣末登先生の授業より
悪い人の手口や、被害に遭う人の傾向が分かりとても面白かったです。メモ程度ですgあまとめました。
番組本編は放送1週間ならTver、過去放送はhuluで見られるそうです。
驚き①大手サイトで闇バイトが募集されている
大手サイトだから大丈夫!でない。お金を出せば反社だろうが求人広告を出せてしまいます。求人サイト側も対応を進めているとのことですが、メルカリほど大胆なシステマティックな介入ができるかと言えば疑問です。
なおメルカリはほんとすごく、取引が禁止されている商品を出品するとすぐ自動的に取引停止になる。医薬品とか、株主優待券とか。このシステマティックな対応はすごい。一方求人サイトだの場合、〇〇ならアウト!みたいなことしてもキリがないような気がする。
廣末先生いわく「収納代行」「現地調整」など、なんか具体的なことはわかんないみたいなものは要注意とのこと。ふわっとした内容のわりに時給が超高い、は闇バイトの可能性大。
恐怖!!大手求人サイトに闇バイトが募集されている
これは廣末先生以外に以前別の警察の方もおなじこと言ってましたが、闇バイトに手を出す10、20代の若年層の動機は「遊興費」、つまり昔から犯罪の古典的動機である「遊ぶ金ほしさ」なんだそうです。
つまり、「生活に困っている」「生活苦」レベルじゃない。番組でも普通の子が闇バイトに手を染める、みたいにテロップが出てました。
衣食住に困る、生活に困っているから闇バイトしていいなんてことは当然ないですが、そうじゃなく、「遊ぶ金」レベルでも、闇バイトみたいなリスキーなことに手を出してしまうんですね。
特に中高生は「遊ぶ金欲しさ」が服を着て歩いている状態
しかしこの非常に短絡的に見える「遊ぶ金欲しさ」という動機ですが、自分が中学生、高校生の頃を考えれば首が取れるほど頷いてしまいます。
中学生高校生くらいの、あの、数十円を惜しんで、しょうもない手間暇をかけていた(中高生に手間賃という概念はない)あの切実なほどの金のなさ。
思春期になり色気づき始め、やれアイドルのグッズ、イベント、漫画、服、靴、アクセとほしいものも増えてきます。
また思春期くらいになると「人と比べる」力が芽生え始め、芽生えたての力が暴走しますから、みんな持ってるのに私だけとかそういうことですごくえぐられる世代でもあります。(なので家計的には背伸びした学費の私立学校に子どもを入学させる「花男」状態は、入学した子供がきらびやかな生活を送る同級生と自分を比較しグレるのではないかと心配です)。
金がない中高生ですが、基本中学生はアルバイトができませんし、高校生もバイト禁止のところが多いですし、塾や部活をしている、という人はアルバイトする時間などないでしょう。
中高生は人生で一番お金が欲しい、金を欲している世代ともいえます。
悪い人は鉄砲玉をSNSのプリペイドカード当選応募者から探す
反社な悪い人たちは実行役になってくれる鉄砲玉たちをSNSでよく見る「プリペイドカードプレゼントキャンペーン、RT(いいね)&フォローしてくれた方の中から〇名当選!」みたいなやつに応募する人からカモを探すのだそうです。こわぁああああ!!
あれRTやいいねした人見れちゃいますからね。Twitterで自分のつぶやきはずっとこういう件懸賞関連の、懸賞に割り振ったアカウント運営してる人よく見かけますが、狙われているかもしれません。
そういう人に対し、全然違うのに、応募した企業を偽って「先日ご応募いただいた〇〇キャンペーンの事務局です(嘘)。おめでとうございます!当選しました!続きの手続きはこちらを…」と誘導することもあるそうです。怖すぎる。これは騙されかねない。
なお、マッチングアプリもカモゲットのために使われているそうです。怖い怖い怖い、これも騙される人多そう。
これはやった方も迂闊だよ…「在宅の仕事を探しています」
被害に遭った人の例で紹介されていたのは、お金に困っていたAさんは「在宅の仕事を探しています」とSNSでつぶやいたところ、「商品をフリマサイトに出品するだけの仕事です!」とDMで仕事を紹介され、送られてきた化粧品をせっせとフリマサイトに出品していたそうです。
ですがその化粧品は他人のクレジットカードの不正利用により購入されたものであり(Aさんはそれを知らない)、ある日家に警察が来て全てを知ったのだそうです。Aさんは手どころを知らなかったため不起訴となりましたが、決まっていた会社の内定は取り消されてしまったそう。
これはでもAさんも迂闊でした。SNSで悩み相談なんかしたら、カモにしようとする人しか寄ってきません。求人サイトを見るのを面倒くさがった大きな代償でした(ただまあ、求人サイトにも冒頭の通り怪しい求人はあるのですが…)
だんだんエスカレートしていく要求「一生後悔させてやる」
また別の実例として、Bさんは金に困って運び屋の闇バイトをしていた人がタタキ(強盗)を指示され、さすがにそれはできないと断ったところ、Bさんの家族写真が送られ、「一生後悔させてやる」とDMが届いたんだそうです。怖すぎる~!!
ちなみにこのBさん「普段使っているSNSアカウント」で闇バイトに応募したそうで、家族写真はそのアカウントに掲載していたものだったそうで、さっきのAさんを超えたうっかりさんです。
Aさん、Bさんみたいなヘマはしないんでね、俺は…、という人へ
例で紹介されていたAさんBさんは正直かなり迂闊なところがあり、「俺はそんな迂闊なことはしないぜ…、うまく立ち回るぜ…」と思っている人が出そうで心配です。
悪いことばっかりしてる人の経験やノウハウに丸腰の素人がかなうわけがないのです。うまく立ち回れるわけがありません。
そしてこの「俺はうまく立ち回れるぜ…」っていうのも、若者特有の実態の伴わない万能感がなせる業ともいえます。それは悪い人にはすべてお見通しです。
またそしてAさん、Bさん二人とも迂闊でしたが、二人とも「金に困っていた」のです。金に困るといとも人は判断を誤る、ともいえるのかもしれません。