思えば私が中学のころには存在すらしていなかった多くの「無料の豊かさ」がありますよね。
山口さんの取材記事はこちら。テーマは「炎上」です。
タダを満喫する一方で「あえておひねりを出す」というサービスも好調。
10、20代ってお金を使うピュアな喜びがあるよね
今の中学生には信じられないでしょうが、20年前の中学生はお金をためてCDを3000円出していそいそと買っていて、また、600円くらいする音楽雑誌をどれにしよう~、と本屋で頭を抱えていたのです。
今この辺びっくりするほど安くなった。昔の中学生リッチだな(選択肢がなかっただけ)。
でも本質的なのは今も昔も変わってないんだと思う。今の中学生とていそいそと音楽をダウンロードするんでしょう。
10代から20代ってお金を使うことへのピュアな喜びがある。
ここにも書いた。
若い世代特有のお金を使うことに対してのピュアで新鮮な喜びと、かなり底意地の悪い言い方をすればそれを食い物にする仕組みは昔も今もよくできているんでしょう。
特にオタクは食い物にされてるよね
今ってオタク趣味の引退の意識薄くなったから、若い人から金を巻き上げよう、の意識が大人のオタクに全然通用するため、昔よりずっと、もっと、太く強い市場になった。
さらに今って「仕事上での成功や家庭上での成功」より「好きなことがある」方が格上な雰囲気がある。オタクは時代的に追い風ですが、金を使うから食い物にされてるだけだという意識も忘れないでおきたい。
しかし20年でこうも変わるとは産業革命ですね
・3000円で音楽のアルバムを買う
=>音楽のタダ化。ライブで稼ぐ時代だが音楽業界は不況
・音楽雑誌がふんだんにある
=>書籍は地獄の時代へ。中でも雑誌の地獄っぷりは半端ない
・本屋が情報発信源
=>情報発信源はネットへ。本屋も書籍と道連れで地獄の行軍が続く
時の流れが怖い。