熊代亨さんの書籍『「若者」をやめて、「大人」を始める』(イースト・プレス)から、特に中高年のオタ活にスポットを当てたブックレビュー書きました。
『「若者」をやめて、「大人」を始める』より、中高年オタは救心なしでは読めない一文を紹介します。
『(中年になり)多くを懸けてきた(オタク)趣味の持続が困難になった結果、アイデンティティの大黒柱を失った空っぽのおじさんおばさんが爆誕することになります』(カッコ内は私が補足)
少なくとも30歳以上じゃないと上の文の「怖さ」ってわかんないと思う。
この本、名著なものの、自分が18歳で読んでたら「フーン」で終わっていたとも思う。自分が若いころそうだったけど、若者にとって、中高年の世界なんて存在しないし。街を歩いて毎日見てるはずの中高年に自分がいずれなるって発想がそもそもないんですよね。
この本のすごみがわかり、ぐさぐさと刺さりまくるのは都市部に住む人だと35歳以上だと思う。R-35。R-18のほぼ倍。