節ネットは一生続く自分との闘い。テクニックの紹介です。
今回は見たところで増えないものを見ない(減らす)です。
たいていの人が多かれ少なかれやってると思う。例えばこんなのです。
●SNSで自分のつぶやきがどれだけいいねやらリツイートやらされたか
●自分のブログやホームページのアクセス数
「数」ではないですが、LINEの相手からの返信がいつ来るかチェックするのも仲間みたいなものですね。
こちら、見出すとあっという間に「日課」どころか数時間に一回は見てしまう「時課」になり、確認したくていてもたってもいられなくなり頻繁にリロードしちゃったりするんですが、「えー!想像より100倍バズってる!」みたいなことはないと断言してもいいくらいで、もう、確実にさみしげな数値しかないんですね。
しかもこの状態は「他人の承認待ち」で、さらにその成果が得られていないのですから、自尊心がすくすく、みるみると下がっていきます。そしてその自尊心を回復すべく取りうる手段が「ネット以外のことをする」ならまだいいんですが、大抵「新しくSNSやブログ記事を投稿して反響を待つ」になるから自転車操業になっちゃうんですね。
「完全に見ない」は難しくても、「時課」の頻度を「日課」にしたりなど少しでも感覚を開けていきたい。理想は「週課」です。数時間おきに見たところで、みな自分の人生で忙しいですから動かざること山の如しな反響の数字も、一週間おきに見たらさすがに少しは動いているはずです(動きを確認するために前の数字を控えておきましょう)。
大体、見れば見るほど気になるものです。一週間に一回のチェックだと、おそらく忘れるくらい他人の反響なんてどうでも良くなっていく。「他人の承認待ち」という自尊心が大江戸線の六本木駅くらい地中深くに潜っている状態は、人生の中で極力減らしていった方がどう考えても心の健康にいいはずです。