日本に帰化したわけでもなく沖縄の苗字でもない(すごいよく聞かれる)。
キラキラネームと私の場合苗字も輝いてるんですが、輝いてるのも楽じゃないということについて。
石徹白、を電話口で説明する苦労
今キラキラネームをなんも考えずにつけるアッパラパーな親が増えてますが、苗字も名前もキラキラ系として言わせてもらうと、電話口で説明する苦労を考えたことがあるのか、ですよ。
石徹白未亜の書き方を電話で説明しないといけないときの「ヨヨヨ……」感。
「石川県の石に、一晩中という「徹夜」の徹の字、それに黒白の白の三文字で石徹白なんです」が私のやり方なんですが、どうでしょうか、全国の石徹白さん(ちょっとしかいない)。
「力石徹の力以外」と言えば「石徹」まで説明できて超画期的なんですが、この説明は相手にほぼ伝わらないという致命傷がある。
これに乗っかってくれる人は「力石徹の力以外に白木葉子の白で石徹白です」の超絶美技な説明ができるものの、これはほぼ伝わらない。
面倒すぎて極力カタカナで済ませるので、名簿の中で一人飛行機事故の犠牲者っぽくなってる。
居酒屋のようなにぎやかなところの電話予約で自分の名前を説明すると私も電話をとってる店員さんも罰ゲームになるので、もう居酒屋の予約は自分が電話しようが基本同行者の苗字かたまに偽名で予約してる。
会社員で兼業でライターしてたころ望月文子と名乗っていたので望月をよく使う。気の利いた店だと前日に電話がかかってきて「望月さんですよね」と言われ「違います」といいそうになる。
苗字の説明が面倒すぎて、この人とは一回きりの機会なんだろうというときは間違えられてても訂正しないで過ごすときすらある。いしとろさんってすごい言われる。川魚っぽい。イシトロ。秋は脂が乗っておいしい。
名前が珍しすぎると、名前を間違えられて怒る、という感覚がわからない
超絶マイナー苗字名前だと「名前を間違えられて怒る」感覚がいまだによくわからない。
山村さんが山本さんって言われて怒ってた時そんなのもうそこまでいったらニアピンなんだから許してやってよと思ったほどに。
名前なんて、間違えられるもんだろ?と。寛大~。
長年の実績から名前に「みあ」「みや」「みわ」は勧めない
おまけに私の場合名前もややこしく、「みあ」なので名前も半分くらい「みや」「みわ」になってる。
みあ、みや、みわを子供につけようと思っている人は「みか」「みな」「みま」を検討してほしい。これらなら間違えられない。
あと、「みあ」にしたい人はぜひ「あみ」を検討してほしい。「あみ」も間違えられない。
「間違えられる」のは別にいいけど「説明する」のが超絶面倒なんですよ。私が面倒くさがりに育ったのは自分の苗字の説明をかれこれ5000回はしたせいだ。
子どもにキラキラネームをつける親の名前はたいてい地味なのね。わかってないよ地味ネームのよさを。説明が楽という宝物を。
子どもを代理戦争の道具にしないで、今からでも自分の名前をキラキラさせるため裁判所に行けばいい。さっさと憧れの邪王炎殺黒龍波みたいな名前に変えればいい。
以上、苗字も名前も珍しい人間の主張でした。
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