アーティスト本人に「違法アプリで聞いてます~」って言う人いるんだってさ。
本文より、ぼくりりさんの発言
「若い子たちの理解が進んでいないのに、テクノロジーのアップデートがめちゃめちゃ起きていて、常識が塗り替えられている。ちゃんとお金を払ってきた人と、そこを飛ばして無料に近い感覚が当然の環境で育った人じゃ見えているものが全然ちがうというか。」
テクノロジーがもたらす、そら使えりゃ使っちゃうよ問題。
変化の激しい時代に世の中の空気に従順じゃない方がいいと思う
世の中の「空気」ってあっけなく変わる。
例えば私が学生のころはしまむらは終わってる、の象徴でしたが今そんなことないし。
でもそれは変わる側にとって楽しかったり快適だったりするから変わるのであって(しまむらの天下取りは不景気が支えた)、変わる側に今までより不便を強いる「より倫理的になる」という方面になんて空気は変わんないと思う。
実店舗で試し、ネットで底値で買うという人は死後さばきにあう
上の違法アプリ本人に言っちゃう問題、若者が何を考えているのかわからない、って思ったけど私と同世代でも「お店で試して購入はネット」を公言する人結構いる。やるのは勝手だけど、言うか。これらの人たちが逆にどういう局面を「恥ずかしい」と思うのか知りたい。
私にはこんな経験があります。
人「石徹白さんの本読みましたよ」
私「わー、ありがとうございます」
人「図書館で」
図書館のくだり、いる~??
恐ろしいのは、この人私をムカつかせようとまったく思ってないのが分かるんですよ。
まだ意地悪で「へへーん、ばーか、騙されやがって、てめえの本に財布を開くもんか」ってやるほうが個人的にはまだ心情が理解できる分落ち着く。まさか図書館で読んだと伝えることで私が喜ぶと思ったのか。わからなすぎて怖い。
これなら「石徹白さんの本書店で50冊買って読まずにバーベキューするときの燃料にしました」の方がまだマシ、というか50冊買ってくれた時点で尊さの極みです。「恐れ多いです……、うちの本、ちゃんとおいしく肉焼きましたか?」くらい聞いちゃうな。
↓そんなわけで私の自著、バーベキュー時の燃料にいかがでしょうか(読んでも面白いし電子書籍もあるよ)
いいも悪いも、ネットって「人と出会える」
ネットはよくも悪くも「人と出会える」ツールです。
コアな趣味を持ってる人なんてなかなか同好の士に会いづらいだろうし、同じ悲しさを共有する人に会えるのもネットのいいところだと思う。
でも、ネットは「変な人」にも会いやすいんですよね。
「今まで実生活で生きていれば自然と避けていた変な人にネットを介して会いやすくなった、そして、実際に見てみれば一目でわかる異様さが、残念ながらネット上では気づきにくい」ってのはある。
変な人が生きやすい世界というのは優しくもあるしいいとこだと思うけど、怖さもある。