書きました。
黒バス事件は嫌な事件でした。
2ちゃんねるからtwitterに人が移った理由三つ
ネットサービスの流行ってはかないものですが、2ちゃんねるからtwitterに移った流れってなんなんだろうって考えたときに
●自分にとって不快なコメントをする人をそもそもフォローしないことでぼくのかんがえたさいきょうのタイムラインを作れる
●若者は中高年が夢中なサービスなんて使いたくない
の他に、
●女性が女性としてアカウントを持てる
も大きいと思いました。
デフォルトの性が2ちゃんねるって男性。
既女板のような女性利用が限定の板「以外」では、女性は男装が求められ、「私女子なんですけど~」的な発言やそれをにおわせる発言をしたが最後、足腰立たないくらいボコボコにされるローカルルールがある。
でも私はネットのローカルルールって結構好き
2019年の今、こういったミソジニーがからむローカルルール自体を嫌悪する動きもありますが、私はでもネットのローカルルールって、ウザいこともあるけど結構好き。
はてなも独自のムラっぽさがある。古参の村の長がかざす謎ルールが若い人にウザがられだんだんサービスが中高年化していくのも味がある。
逆に、2ちゃんねるを見てた時「私女子なんですけどこの漫画が好きで変わってるねって言われます~(しかもモーニングに掲載されるいたって女性人気もありそうな漫画)」的な超ウザい発言があり、それに対し「えっ、女子なのにこんなマニアな漫画知っててすごいね」と、チンコがしゃべった?みたいな超キモイおっさんとのフュージョンを見た時は、なぜ2ちゃんねるなのにネット警察が動かない?と歯がゆく思ったものです。
だから私は基本方針は「嫌なら見なきゃいい」で、そのネットサービスのローカルルールを守れない人を見るとむしろイラっとする。でも同時に、女というだけでボコられるという環境は「嫌だから使わない」人も出て当然だと思うし、私もそんなサービス使いたくない。
結局何がいいたいかというと
でも、だから男性は女性を大事にした方がいいよね、という結論ではまったくないです。
渡辺被告はおそらく相当強烈な女コンプレックスを抱いており、あんなやり方で実力行使までしちゃいましたが、ネットを見てるとほんとに女が嫌いなんだろうなって人ってよく見る。
何かがもうとことん嫌いで憎しみまで持つ人に、そういう気持ちはなくした方がいいのでは?なんて難しすぎるしそんなのクソバイスにしかならない。
むしろ言いたいのは「何かを冷遇、軽視、ヘイトすると中長期的に絶対復讐されるので、軽い気持ちでやると火傷する」だと。冷遇した対象から復讐されるというより、冷遇したことで自分自身の精神がそれこそ犯行時の渡辺被告のように荒廃していく方面の復讐がやってくる。
だから、一部のネットでは標準装備の「カジュアルな女叩き」という土壌が、黒バス事件の犯人のような超級を産む土壌にもなっているのではないかと思ってる。
ほんとに女が憎くて嫌いな人ならともかく(犯罪をする理由にはならないですが)、さしたる思想もなく(思想があるから何かをヘイトしていい理由にはなりませんが)周りに流されて女をディスったり、そういう考えにふれる時間が一日の中で増えていくうちに、本人の精神も荒廃していく。
女が嫌いな男に限らず、ネット見てるとほんとに男が嫌いだという女もいるし。特定の著名人が嫌いな人もいる。
そんな「ほんとに●●が嫌いだ」という気持ちはネットを使うと強化される。
ウザい、痛い、寒い、嫌いな人を見るタイプの娯楽もあるし、私もたいがいゲスなのでこういうの嫌いじゃないく、正直最初は楽しい。でもほんとうんざりもしてくるし、これが習慣になるとほんとに精神が死ぬと思う。
黒バスサークルががらーんとしているあの敗北のコミケを生で見ました。
許さないです。