ゲーム大好き精神科医が「最近のゲーム障害診断」に抱く懸念とは

読む限り自身も相当功夫を積んだであろうゲーマーであり精神科医のシロクマさんのブログより

特に印象的な言葉を「」で抜粋。

「私自身はゲームオタクやネットフリークの世界に長く身を置いていたので、クンフーを積むようにゲームに挑んでいる者や心から楽しんでいる者と、そうでない者を、多少なりとも嗅ぎわけられるつもりです」

>>これオタク趣味もそうだと思う。楽しくオタ活してる人と、オタ活をしていることで何かから逃避していたり、それで逃避できていればまだいいんだけど逃避にすらならずかえって苦しんでいる人をわりとよく見かける。ゲームもオタクも、ギリギリの淵のところにいる人のセーフティーネットになってる面はある。私もオタク趣味がなかったら、ずいぶん暗い20代だったと思う。救われていた。

「それがゲーム障害やネット依存と呼ぶべき問題なのか、思春期のトライアルやはみ出しと呼ぶべき問題なのか、それとももっと重大な精神科的イシューであるのかに関して、これまでも・これからも慎重に丁寧に見極めていただきたいとお願いしたいのです(略)つけ加えると、ゲーム業界の方々にも一層のご配慮をいただきたいものです。いまどきのゲームデザインにありがちな、あまりにもプレイヤーをコントロールし過ぎるアレは……もう少しどうにかならないものでしょうか。」

>>私より少し上の世代の人はテレビを見たらバカになるといわれ、私は漫画ばかり見ていたらバカになるの世代でしたがそのゲーム版なのだな、若者を夢中にさせる新しい文化が理解できない年寄は怖いのだなというのはわかる。でも一方で、ゲームの依存度は漫画の比じゃないのもわかる。

毎日ログインすることで報酬を与えるなど習慣化させて、
友達をその中で見つけることで絆と情が生まれ離れがたくさせて、
前進してんだか後退してんだかすらもわからないぼんやりした実人生よりもよっぽどゲームは達成感があってと、現実は分が悪すぎる。