名著紹介:刑務所良品

「5時に夢中!」の珍本コーナーで紹介されていた
受刑者たちの刑務作業によって作られた製品を紹介する「刑務所良品」。
目のつけどころが輝いている本です。
写真がいっぱい、カタログのようで楽しいです。

本文中、広島刑務所刑務官の言葉より。
「夏に来てくれればよかったのに、うちはカラフルですから…腕が」
塀の中のギャグです。

刑務所で作られたもの…で想像しがちな、素朴で、愛らしいながらも
いったいきょうび誰が買うのだろうというような民芸品だけでなく、
桐箪笥の修理(箪笥の修理は今民間ではほとんどやっていないそう)や、
車検、靴のオーダーメードまで格安でやってくれるそうです。

また、この業界にも民営化の波が押し寄せており
ソフトウェア開発までやっているとか。

本で紹介されている博物館網走監獄は
旧網走刑務所の建物を活かした監獄博物館です。

10年ほど前に行ったことがあるのですが
私、今まで行った世界中の
どんな美術館、博物館、展示会、博覧会、観光施設の中でも
ここがダントツで面白いと思います。
また行きたいです。
展示されている受刑者の人形のモンモンの入り方や柄が
人形によって違っており、芸の細かさに製作者側の意気込みと遊び心を感じます。

私はここで、大晦日、受刑者に「緑のたぬき」が振舞われていることを知りました。
シャバで末端の暮しをするくらいなら刑務所の方が人間らしい暮しができますね。

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