『魔女の宅急便』のラストシーンをどう考えますか

ほうきで空を飛ぶことも、
猫のジジと話すこともできなくなったキキが
スランプを乗り越え、空を飛べることがまたできるようになり、
駆け寄ったジジがキキに「にゃあ」といって、二人が頬ずりする、
あの美しいラストシーン。

キキはスランプを乗り越えたので
ジジとももう前のように話せるはずでは?
ジジは冗談で「にゃあ」と言っているのか?
しかし一体なにゆえに?

と頭上に大きな?マークがのっかった状態で
エンドロールと共に流れるユーミンの歌声。
10歳ではじめてみたときから20年、世紀を超え、ずっと解けない謎でした。

わからなかったら、人に聞け。
いろいろ聞いてみました。

回答一覧
1.キキが大人になったから
2.確かにわからなかった。私もなぜだと思っていた。
3.よくわからなかったが、特にそこまで考えたことはなかった。
ほか、少数意見→キキが恋をしたから/ジジが子供を生んだから

1、これがきっと製作者側の意図でしょう。
作り手の思いを受け手が完全に受け取る、
麗しいまでのキャッチボール。愛し合うふたり。
私が入ることができなかった美しい蜜月がそこにあります。

5秒程度の短いシーンでそこまでシナプスが躍動できるなんて、
なんて頭のいい人たちなのでしょうか。
採用試験でこう答えた人は要職に配置した方がいいと思います。

私この回答聞いて、「そうなんだ!」って、
ようやく頭上の?が!に成仏しました。ありがとう。

2、私もここですが、こう答えた人、案外多かったです。
頭上に巨大な「?」を乗せつつも、
やさしさに包まれたならのメロディに載せたアニメーションは美しいし、
まあ、いいや…、聞くのもなんか恥ずかしいし…と流す。
日本人ぽい人たちといえます。

3、わからないことを疑問視しない。
こう答えた人も多く、ニュータイプ!とびっくりしました。
これがゆとり教育なんでしょうか。
1のタイプが触れれば切れるよなシナプス躍動型とするなら
3の人たちはわからないがそれでよいとする
脳みその省エネ型タイプです。今の時代にあってます。