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ヒプマイコミカライズで傷心のオタクが心のためにすべき弔いとは?【推しを失ったオタクのために】

ヒプノシスマイクコミカライズに傷心のオタク、書きました。

前回のこちらの続き。

なおさらに続きがこちら

こちらが最終回。ヒプノシスマイクよ、永遠(とわ)に……

いとしろ堂
いとしろ堂
ライター石徹白未亜ホームページ。得意分野はネット依存、同人文化等

今の時代、他人評価でなくコンテンツ萌えで自給自足で生きてけるオタクって勝ち組だな、ってダブルピースで思ってたけどそうでもなかった。オタクにはオタクならではの落とし穴がある。

ヒプマイって検索すると検索候補に「降りる」って出てきちゃうのね。「炎上」も。

百瀬祐一郎(シナリオ担当)、お前ってやつは、自分の手に負えないであろう思いついた設定みんな盛り込みやがって。

コミカライズなかったら全然好きだった

原稿にも書いたけど私は純度100%mmsパイセンのコミカライズによりダメージを食った形になります。

「コミカライズは背中を押しただけで運営の体制とか複合要因でみんな心が折れていた」的意見を複数見たものの、私は違うぜ?くくるなよ?「みんな」って使うなよ?とめんどくさいオタクフルスロットルで否定したい。

AKB商法で心が折れた、という気持ちはわかるけど。

オタクが100人いたら100通りの超絶鬱陶しい、聞いてもいないのに語り出す「あたし降りるから」ストーリーがある。それがオタクという生命体だ(大ブーメラン)。

幸いヒプマイには狂言回しみたいなキャラクターがいるので、今までの嘘だったんですよね~、とコミカライズがなかったことになってくれる展開になったらむせび泣いちゃうな。

無理だろうけど。

民度低いという人は地獄の中にいる

こういうときによくないのが、この荒ぶった状況を見て、ヒプマイ民度低いわー、この界隈民度低いわーっていう人ね。

そりゃ「ヒプマイ 降りる」で検索すれば荒ぶった人が出てくるんだし。

特にもともとはヒプマイ好きだったのに、あとから民度低いって言う人は、くさすことで自我を支えようとしてるんだろうけど、これは過去ヒプマイを愛していた時の心を否定する過去の脚色で、おまけに「俺にはヒプマイのコミカライズのダメージなんて効いてないぜ?」と鼻血吹きながら言ってるような状態です。

こういう人の地獄は深い。

辛い人が追っているのが心配だ

「民度低いw」と顔のパーツを中央に寄せつつ言ってる人も闇が深いけれど、それよりもさらに闇が深いのは、腹立つのに公式情報をしっかり追い続けている人でしょう。

「気持ちはわかるけど闇深し」を一言でいう日本語があればいいと思う。

自分をいじめるのはもうよせ……。

出した金が百瀬に行くのが許せねえといいながら、公式追ってダメージ負って(韻を踏んだつもり。ヘタ)

それならば傷心のオタクはどうしたらいいか。書きました。

※上の再掲

あとあわせてカウンセラーの方に、地雷とオタクのいい関係についても聞いてますのでこちらもどうぞ。地雷地雷って毎日こじらせてると、DVとか虐待してる人と脳みそが似てくるぞ!という怖い話。気をつけようね。

現在進行形ジャンルの恐ろしさ

流行っている現在進行形のジャンルにはまるのほどほどにしようと反省しました。

今はやっているものに釣られた自分自身にも「あーあ」って感じ。

好きになって始まり、最後には自分自身にもうんざりして終わるとは。

もう繰り返したくないものです。でもステラは名曲だ。曲はいいから泣いてるんだ……。

おまけ 代わりにこれ読むといい

私はもうヒプマイは二次創作だけ読む、うなる俺のヒプノシスマイクは公式にはなく二次創作にあるのだと思ってる。

面白い二次創作あるので当面やめるつもりはなけど、何も言わずに去っていったり、別ジャンルを上げるようになった人も多いよね……。何も文句言わずに降りてかっこよすぎるよ。鍵垢で暴れているのかもしれないけれど……。

しかし優れた二次を見るたびに、写しの方が優秀やんけと湧き上がる憤り、くやしさ、やるせなさ。

だから公式に傷ついたオタクに効くのは、やはり新しい男だよね。

そんなわけで私が読んだとっておきの三作を紹介しておきます。

チョイスのポイントは「基本的に笑える話」です。

もう十分悲しんでいる人に登場人物の8割は死ぬロボットアニメ勧める人がいたらそいつサイコパスだよ。

↓そのいち『学園ハンサム』↓

前から知ってはいたんですが手を出さず、まさかヒプマイで傷ついて学園ハンサム読むことになるとは。

こういう「おふざけ」系って「やってる本人が一番ウケてて周りはしらけてる」っていう、見てる方が羞恥のあまり「あー!!」って叫んで頭を掻きむしりたくなるケースってあるじゃない。

だから一抹の不安もあったものの、よかった、これほんと安心して狂ってる。

ゲームもあるんだけど首が凝るから小説版にした。一人で読んでても声出るほど笑うので電車の中じゃ読めない。

この小説Amazonレビューとか、Youtubeの公式チャンネルの動画コメント見てもファンが学園ハンサムの世界観を大事にしてる感じが伝わってきて胸アツなんです。声優が2パターンあって(活舌が悪いのと活舌のいいの)、どっちのバージョンがいいか、オタ達の白熱した議論が続いているんだ。


「音楽がいい」というのはヒプマイと共通している。

美剣先輩(センターの長髪)推し。「活舌がいい版」での声優は兼さんの人。


↓そのに 『錦田警部はどろぼうがお好き』↓

『学園ハンサム』がギャグなら、『錦田~』はラブコメです。

このラインナップの隙のなさ。コミカライズに傷ついた心を「ギャグの喜び」と「コメディの喜び」で癒すんですよ。低反発枕のようなやさしさ。

『錦田~』はギャグマンガ日和好きなら100パー好きだと思う。

3巻の伝説の『ジャックがうちにやってくる』を読んでもらえばヒプマイコミカライズで傷ついた心にベホイミがかかることはアタイが約束する。100人にどこがぐっと来たかを聞いたら1万通りの回答が来るくらい萌えのデパートみたいな回だよ。

どんどん絵が少女漫画っぽく線が繊細になっていくんですが(かんば先生がBLの扉を開けた……)、1巻のころの小学校中学年向けのジュニア小説の挿絵っぽい丸っこい感じも素朴で好き。

ファンの後押しでもともと二巻だった話が追加エピソードで新装版三巻になった、これも学園ハンサム同様ファンに深く愛されてる話です。

百瀬、こういうとこだぞ!勉強してくれよ!とお星さまに願ってる。

星と言えばステラは名曲だ……。

しかし百瀬祐一郎氏と『花梨のマウンド』の謎のゴリ押しぶり。

さらに日清食品のやたらオタ媚びのわりにつまんないCM担当者の三名が私の中の三大「絶対偉い人のジュニアだ」疑惑です。

事情を知る関係者の皆さんは私のホームページのお問い合わせからタレコんでほしい。


↓そのさん おっさんずラブ↓
お前にいわんでも知っとる、と返ってきそうな流行語にもノミネートされた人気作。

あとから追記
書いた時点はそうじゃなかったけど残念ながらおっさんずラブはドラマシーズン2が発表され微妙なことになってる。シーズン1だけ楽しめる人には薦めるけど、でも続編を出してたら見たくなるのが人情。

やっぱり「続編」はコンテンツ殺しだ……。そんなわけでOLシーズン1自体は超名作なものの、シリーズ化したため、今はあんまり薦めてない。

DVDもあるけど動画配信サイトでも多く配信してる。

塩系イケ眼鏡が出てくる。報われない属性がついていて、もう正解は越後製菓だよね。

ラスト(ドラマ版)があまりにもハイパー可愛くて一回死んだ。

昨今のオタクコンテンツではなかなか厳しい「終わる」が当たり前のように設定されているってドラマや映画の超いいとこだと思う。

ヒプノシスマイクたぶん終われないよ。


さて、三作紹介したもののすべて「知っとるがな」な作品であり、とくにOLなんて「んなことお前が言わんでも知っとるがな」でしょう。

しかしこの「知っとるがな」作品は当たり前だけど強い。

何につけ「え~あたしの好みじゃないんですけど」って言う人はいるし、内容以前に売れてる事象が気に食わないという人もいるけど、そういう人は声がでかいから目立つけどが数としては少なく、「知っとるがな」系は「良きかな」と思った人が多いという圧倒的な力に着目したい。

「みんながいい!と言ったのを確認してからハマる」は、ライブ感はないけど「ガッカリする確率が低い、不幸になりにくい」という宝物がある。

「ライブの熱狂(一方で私のヒプマイみたいに年末年始も含め数か月廃人として生きる)」VS「外す確率が極めて少ない(ただしライブ感はない)」の二択。

どっちかだけが正しいなんてないけど、今はちょっと「ライブの熱狂」の代償で痛い目みたので、安牌で上がりたい。両面待ちで手堅く行きたい。単騎で待ちたくない。傷つきたくない。

だからこの三作なんてすでに見たっつーの!という人はぜひほかの「評判いいの知ってるんだけどアタシまだ見てないんだよね~」というのをチェックした方がいい、傷つきたくないなら。

少なくとも公開や発表から一年以上たってるのを。時間を経て残っていて、概ね好評ならたぶんがっかりしない。

おまけ2 私はあまり推奨しないけど多くの人が引き合いに出してる作品

なお、これはあんまり「ヒプマイコミカライズの傷心を慰める」意味では推奨しないけど、ナオミ・オルダーマンの『パワー』は、百瀬氏がポンコツコミカライズでいじめられてたとき少なくない人が「女尊男卑の世界を書きたいなら『パワー(ナオミ・オルダーマン作)』を読め!」っていってたのでためしに私も読んでみた。

前提として私はほんと「フィクションは憂き現実を忘れるためのもの」のでありジェンダーや社会云々は別にフィクションを読むにおいてはほんとどうだってよく、面白いかどうかだけが大事。

そんなわけで『パワー』ですが、『進撃の巨人』読んだ時のような「よくこんなスケールのでかい話を一人で思いつくな」って驚きや感動はある。

最近の漫画って自意識過剰な出オチみたいなの多いじゃない「転生したらチートな俺だった件ww」みたいな。知らんがなと。お約束系じゃない、独自のスケールのでかいことやろうとしてるだけで「おお」となる。

『パワー』前半において、女性が特有の力を持ち、それにより混乱する日常の描写は、ほんとにこういう世界だったらこうなるだろうなって、見てきたようにリアルでぐいぐい引き込まれる。

しかし話が後半になり世界規模になっていくにつれ、前半のディティールがよかっただけに広げすぎた風呂敷たためてない雑な感じになっていって、これ、百瀬氏がヒプマイコミカライズの冒頭でやらかした「風呂敷広げすぎ」とかぶってんじゃんって思った。

文章力は全然違うし、終わることが不可能であろう『ヒプマイ』と比べ『パワー』は完結してるし終わり方は(風呂敷問題はあれど)ちゃんと美しい。ラストを思い出せない話ではない。

なので単純比較はナオミに悪いけど「風呂敷広げすぎる話って難しいよね~」っていう問題の本質は百瀬とナオミはむしろ似てない?って思った。

だからヒプマイコミカライズでムカついて『パワー』がそれを解決している!は違う。「女尊男卑の世界はこうだというリアリティは『パワー』にある」ならその通りだと思うけど。

さらに特定の登場人物が優遇されていて、読んでて微妙に思うところも似てる。これはほんとよくないよ二作とも。

『パワー』あんましよく書かなかったけど、脳みそ分けてほしいと思うほど文章がうまい。匿名掲示板のやりとりがあって、海外のねらーもまったくテンプレみたいに似たようなこと書くんだなって面白かった。オタクって行動テンプレになる。

それに日常にくさくさしてるときに風穴を開けるっていい意味ではとてもいい本だった。スケールがとにかくでかくて海外旅行に出たような気持ちになれる。

ヒプマイの傷心をいやすために読むのは違うけど、一文芸作品としては面白い。好みは割れると思うけど。

しかし今のところスケールの大きさはありつつも収集ができている『進撃の巨人』ってすごい。

風呂敷がたためていないのに魅力的な作品もある

あと考えてみれば『ヘルシング』もスケールがでかくて風呂敷たためてない話だと思うけど、「パワー」ほど後半ダレてんな、と思わないどころか、「ヘルシングはアレでいいお」って思ってる。大筋の風呂敷はたためてないと思うけど、他がよすぎるという力技でねじ伏せられる快感。あとヒラコー好きだし。好きっていう感情はいろんなものをねじ伏せる。

ハンターハンターやバキも前の巻で最強といわれてたアイツが一撃で死ぬ的な、今までの前振りは一体なんだったんだろう的インフレがよくあるけどこの二つの漫画も力技でねじふせてる感ある。それで納得しちゃう。どっちの作品もイケジジイ出てくるし。

上で挙げたおっさんずラブも考えてみれば春田のキャラ相当ふわっふわしてるけど田中圭をはじめ役者陣が力技でねじ伏せた感ある。ねじ伏せられる気持ちよさ。

うちわに「ねじ伏せて」って書いて肩までの高さに掲げたい。でも「力技でねじ伏せる」って天才しかできないよね。

しかし百瀬氏は自分的にはねじ伏せたつもりだったのか、それともまったく無自覚だったのか。とりあえず、ねじ伏せられてないよ!

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