2011年 1月 の投稿一覧

好きな人をあきらめるための効果的な方法

都内某所を歩いていたら、20~30代前半くらいまでの女性が相当鈴なりに列を成していました。1000人はいたと思います。女ばっかり。なんだなんだと整理している人の看板を見たら某男性アイドルのサイン会でした。東京っぽいですね。

しかし、大ファンであろう異性のアイドルに至近距離で会え、あわよくば握手してもらえるかもしれないトキメキフルスロットルな状況のわりに、い並ぶ女たちの出すオーラがえらく暗くよどんでいるのです。

単体で見たらかわいい子もいるのに、総じた行列状態で見ると、寛政時代の創業からずっと足しつつ使ってる秘伝のタレ的などんより感。
非モテの一個師団、負の迫力。

気づいた。「並んでる」状態ってイケてない。

アイドル待ちの行列だけじゃない。年末年始やゴールデンウイークの空港やターミナル駅で、行列のできるパンケーキ屋で、注目家電の発売日の電気店で、ディズニーランドで、新装開店のパチンコ屋や馬券売り場で、初売りやセール初日で、大企業の就職説明会で、1等がよく出る宝くじ売り場で、ロックフェスで、コミケで。

さまざまな年代、嗜好の人達がおのおのにとっては切実な理由で日々並んでいるわけですが、彼らには共通点があります。「待ち」で「物欲し」状態なのです。やはり物欲し顔でいる人間とそうでない人間がいたらどっちが足元見られるかは火を見るより明らかです。

忘れたいけど、忘れられない人がいると人は、その人が3時間くらいぼんやりスマホいじりつつ並んでいる姿を想像してごらん。

男性の「キメ裸」にグッとこない女性は私だけでないはず

ananが、オトコノハダカというコーナーをちょっと前から設けています。タイトルどおりモデルとか俳優だと思うのですが、細身の若い男が裸で「どう?」といわんばかりにきめきめにポーズをとっています。毛が見えます。

小金持ちにあこがれるコンサバ奥様をターゲットにしたのであろう雑誌「VERY」でも読者の夫がなぜか脱ぎ、「どう?」といわんばかりにきめきめにポーズをとっていました。

世の女性に問いたい。これはクるのか。私はキません。コないどころか、これでクると思われてるのか、ちくしょう馬鹿にしやがってと地団太踏むくらいです。

セクシーの正体は「あふれんばかりのサービス精神」か「不意」のどちらかです。

「あふれんばかりのサービス精神」は非常に分かりやすい例にAVのパッケージがあります。切なげな顔で裸体を惜しみなくさらすおねえさんたちを想像してみてください。さあ遠慮なくご利用してねって、あふれんばかりのサービスです。おもてなしの心です。

「不意」もいい例があります。朝のNHK教育テレビ、6時55分からやってる5分の歌番組「0655」のなかで以前流れていた曲「忘れ物撲滅委員会」の中のナイツ土屋です。

曲のプロモの中で、寝起きの土屋がパジャマ姿(ポイント)でぼへーっと洗面所で歯を磨いているシーンがあるのですがこれがいい。
無防備に歯ぼんやり磨いてるその土屋、そのセクシー。

朝からこんな無防備な。私が土屋の嫁なら後ろからちょっかいだしまくりですよ。膝カックンとかしたいですね。「もー、やめろようー」とかイヤそうな顔で言われたいですね。

AV女優のおねえさんたちのあふれんばかりのサービス精神や寝ぼけて歯をぼんやり磨く土屋にはなく、ananの裸体にはあるもの、それはナルシシズムです。きめきめにポーズを決められてしまうナルシシズムの前にはセクシーが光よりも速く逃げていきますよ。

セクシー最大の敵はナルシシズムです。ナルシシズムじゃ自己完結です。相手に届きません。

自分よりも相手に尽くすサービス精神や、自分が他人にどう見えてるのかって意識をすっかり忘れてる不意の瞬間に相手にビビビビンと訴えかけるセクシー。忘我の果てにセクシーがあります。