2009年 10月 の投稿一覧

『風が強く吹いている』エグい話泣ける話より難しいことしてる

明るくて爽やかな話が嫌味じゃなく似合うって哀しくて泣ける話を書くのより個人的に高度だと思う。

話が一旦思い切りそれるのですが映画とか小説で女性の心を不快さでざわめかせるためにレイプとか使う手法ってほんっっとうに多いのですが、(『風つよ』はそんな話ではない)これ禁じ手だと思うんです。

女性がレイプシーン見れば生理的に不快で、本能的にイヤですよ。これで心の動く幅を多く取ろうっていうのはなんかずるい。

で、「人が死ぬ」系の泣き路線で行くのも、レイプの嫌悪感で心の幅を取ろうとするのと同じあざとさを感じます。

そんな泣きたいかと。ある本の書評で、「こらえても嗚咽がのどから漏れる」とすさまじい読書感想がPOP掲載されてましたがこれを読んで「ああー、泣きたいっ、よし買おう!」と思う人がいると思うと亡命したい。

そして話はまたブーメランのように戻ってくるのですがこの『風つよ』のさわやかさ。読んだあとああー、爽やかだっ!となるのって、泣ける話やむごい話を書くよりよっぽど難しいと思う。友達の少ない私はキングに泣いた。

宇都宮銘菓「チャット」の箱がかわいすぎるからどうかそのままで

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宇都宮銘菓「チャット」の箱です。
かわいすぎてスキャンしてしまいました。
この懐かしいデザインと色あい。「チャット」のフォント。たまりません。

今のティーンエージャーが見ても、
きっとこのデザインをレトロ調でかわいいな、と思うでしょうが、
たぶん彼らが幼少のころ、すでにもうこのようなデザインは
「レトロ」として、リバイバルとして消費されていたはずです。
このレトロ感が自分の幼少期にピッタリ現役で当てはまるのは、
私と同世代くらいが最後なんじゃないかと思います。
今のティーンエージャーが幼少期のころなんて90年代ですよ。
小室サウンド萌芽期ですよ。

ああー!自分が幼少のころ、
確かにこんなデザインが現役でそこかしこにあった!
っていう実感。

根津とか千駄木とかの、東京の情緒ある下町エリアはステキですが
ここを歩きながら「なんか懐かしい感じがいいねー」というときと
チャットの箱を見て脊髄反射レベルで思った「うぉー!なつかすぃ!!」では
雲泥の差です。
だって私は郊外の団地&新興住宅地育ち。
根津の町並みは想像のノスタルジックどまんなかの世界ではありますが
実感のノスタルジックじゃないのです。

今チャットというと100人中99人は
インターネットであの文字うつあれでしょ?でしょうが
多分チャットとしての歴史はこっちの方が古いはずです。
このデザイン的に、こっちの方が新しいわけがありません。
ちなみにチャットは味もおいしいです。
バター風味のきいた白あんがはいった洋風のおまんじゅうです。
白あんとバターのマリアージュが最高。
日本茶というより、コーヒーと一緒に食べたい味です。

箱がリニューアルしたら暴れます。