2008年 11月 の投稿一覧

独裁政権の姉の下で育った妹っていい仕事する人多い

私は二人兄弟で、兄のいる妹です。
兄のいる妹というと、ソーキュート、ソースゥイーティー、家族のアイドル、我が家のお姫様的存在な印象です。
しかし、二人兄弟で兄のいる妹をもっと端的にあらわす言葉は「気が利かない」ではないでしょうか。

下の子というのは、基本のほほんとしています。これが三人兄弟くらいの「末っ子」になると三人もいるためか、己の役割、キャラ立ちを意識するのかキュートでチャーミング方向のバラドル方面を目指したり子猫のようなスィート甘えっ子方面にと、己の強みをたくましく研磨していきますが二人兄弟の下の「下の子」だと
己の役割に対する意識が希薄です。それが下の子と末っ子の違いです。

逆に、気が利く存在の鉄板は、言うまでもなく兄弟でおねえちゃんの立場にある人です。
実の父、母から家族内で「おねえちゃん」と呼ばれ生きてきた人はやはりお姉ちゃんオーラを背負っています。
人はお姉ちゃんとして生まれるのではない、お姉ちゃんになるのだ、と思います。自分のやるべき役割を率先して察知、迅速な行動。安定していい仕事する、危なげの無い横綱相撲。

チームにお姉ちゃん、一人は欲しい存在です。

お姉ちゃんのてきぱきとした身のこなしもステキですが意外な伏兵が、「恐ろしい独裁政権の姉のもとで育った妹」です。先ほど下の子は基本ぼんやりのほほんとしてますとあげましたが、この手の妹は例外で最強に気が利きつつも、お姉ちゃんのように「率先しててきぱき」ではなくさりげなくそっと、隠密行動のように気を効かすことのできる達人が多いです。

おねえちゃんほど率先力はありませんが、慎重に全体のパワーバランスを観察し、息を潜めた行動ができるのが
独裁政権の姉のもと育った妹がもつ強みです。

私が社長なら、秘書室にはおねえちゃん(下の兄弟に対し非独裁、弟妹に甘いおねえちゃんが望ましい)と
独裁政権の姉のもと育った妹の二人を採用、配置させます。

太陽の姉。月の妹。
無敵の布陣だと思います。

腐女子だから男女恋愛もの地雷なんですがこれだけは別腹だ!!

恋愛漫画で、二人が好きあったらあと多くて2回で最終回だな・・・となってしまうのが常です。
(残りで当て馬同士をくっつけたりとかのプチイベントがあります)

愛を確かめあった二人の先にあるのは、ミもフタもない延々と続く日常です。
日常の倦怠を超え、見えてくる情愛や悟りをテーマにした作品は数多くありますが
それはもう「愛・・・」というより「人生・・・」だと思います。

好きあった二人が、新鮮な気持ちでお互いを恋しつづける。
出逢った頃よりもさらに気持ちは高まりあっていく。
出逢った頃がピークなんかじゃない、
明日になったらさらに高まりあうであろうふたり。愛の嵐。
そんな稀有な漫画があります。

あえて最終巻の表紙で。祝福にあふれてる。
星野君と根岸さんの間に倦怠などありません。二人はお互いを尊敬していて、お互いを他人と認め合っていて、いい意味での緊張感があります。人を好きになることはできても近しい人とこうもずっと尊敬と緊張感を保ち続けられるだろうか。問題提起の一冊でもあります。

まとめ
ラブロマ、こんな人におすすめです。
・倦怠期(恋愛に限らず)の人全て
・映画『耳をすませば』が好きな人は9割以上この漫画を愛するはずです。
・絵が下手だからという理由だけでこの漫画を読まない人を私は憐れみます。
・太めというだけでメンズを足切りするお高い女性はこの漫画の名バイプレーヤー塚原君のかっこよさに己を深く悔い恥じてください。

いくえみ先生の漫画は残酷なまでに現実的でそこが好きだ……

霊長類非モテ属の私は、恋愛漫画を読むとどうしても当て馬の脇役にシンパシーを抱き心を痛めるので恋愛漫画のご都合主義は許さない方です。

格闘をかじっている人が格闘漫画を読み
「ケッ、そんなとんでもねー展開ありえるかアホボケカス」
的目線で恋愛漫画を読み
「ケッ、そんなとんでもね-展開ありえるかアホボケカス」といいます。
キン肉マンのとんでも展開は愛するくせに、大人気ないです。

そんなわけで私の恋愛漫画を見る目線は厳しいです。
しかしそんな鉄の女フーミンをもとろかす、
ビター&スゥイートな恋愛漫画をご紹介します。

そのいち いくえみ漫画のアララギ魂
恋愛漫画において、
「えっ、こんな××※な私のこと、なんでモテモテの○○さんが好きなの・・・?」
というのは定番で、お約束で、水戸黄門ですがいくえみ綾さんの漫画はその辺のとんでも展開を全く許してないのが最高にクールです。

※××には、平凡とか普通とかがさつとか、今ならオタクとか入れてもオツですね。

いくえみ漫画は、とにかくリアルです。ロマン派でなくアララギ派です。
かわいい人やかっこいい人はそりゃモテるよ。
カップルって、基本つりあうから・・・。という、残酷だけど当たり前なヒエラルキーがちゃんと存在しています。
リアルに対して誠実なのです。

前述の「えっ、こんな××な私のこと、なんで○○さんが好きなの・・・?」的場合、
その中で登場してくる美人のライバルと、自称平凡の主人公の顔立ちはたいていの漫画の場合、描きわけられてなくほぼ一緒です。
髪型が違うだけという説得力が乏しいケースが多いのです。

しかしいくえみ氏はかわいくてモテモテな女子とそうでないフツーの女子をアッサリかきわけられる天才です。
絵柄だけで、どっちがもてそうですかー?と聞かれたら素直にこっちー!と言える描き分けをかましてくれています。

かわいい子と極端にブサイクな子とモブ的群集顔の描きわけバリエーションしかない漫画がほとんどな中でフツーの子を愛をもって描いているところに天才を感じます。

そして、現実世界でフツーの子がモテ属男子を好きになった場合、当然のようにぶつかる恋愛ヒエラルキーの絶望的な厚い壁も描かれてます。ちょっと病んでる人のリアリティがいやーな感じにあるのも最高。辛すぎて読まないこともあるくらいリアリティがある。

中学生の頃から愛読者です。キャリア長いのに、マイナーチェンジを続け、絵柄がまったく古びません。
老舗なのにあたらしい。

『おのぼり物語』ラブが主軸じゃない青春ものの名作。

ラブが主軸にない青春ものの名作。ラブじゃないドラマが世の中には足りなすぎるよ。

おのぼり物語、こんな人におすすめ
・これから上京する人
・かつて上京してきた人
・西武線ユーザー、西武線ファン
・西東京市民

↑これ、合計したら3000万人くらいはいるんじゃないでしょうか。