私は二人兄弟で、兄のいる妹です。
兄のいる妹というと、ソーキュート、ソースゥイーティー、家族のアイドル、我が家のお姫様的存在な印象です。
しかし、二人兄弟で兄のいる妹をもっと端的にあらわす言葉は「気が利かない」ではないでしょうか。
下の子というのは、基本のほほんとしています。これが三人兄弟くらいの「末っ子」になると三人もいるためか、己の役割、キャラ立ちを意識するのかキュートでチャーミング方向のバラドル方面を目指したり子猫のようなスィート甘えっ子方面にと、己の強みをたくましく研磨していきますが二人兄弟の下の「下の子」だと
己の役割に対する意識が希薄です。それが下の子と末っ子の違いです。
逆に、気が利く存在の鉄板は、言うまでもなく兄弟でおねえちゃんの立場にある人です。
実の父、母から家族内で「おねえちゃん」と呼ばれ生きてきた人はやはりお姉ちゃんオーラを背負っています。
人はお姉ちゃんとして生まれるのではない、お姉ちゃんになるのだ、と思います。自分のやるべき役割を率先して察知、迅速な行動。安定していい仕事する、危なげの無い横綱相撲。
チームにお姉ちゃん、一人は欲しい存在です。
お姉ちゃんのてきぱきとした身のこなしもステキですが意外な伏兵が、「恐ろしい独裁政権の姉のもとで育った妹」です。先ほど下の子は基本ぼんやりのほほんとしてますとあげましたが、この手の妹は例外で最強に気が利きつつも、お姉ちゃんのように「率先しててきぱき」ではなくさりげなくそっと、隠密行動のように気を効かすことのできる達人が多いです。
おねえちゃんほど率先力はありませんが、慎重に全体のパワーバランスを観察し、息を潜めた行動ができるのが
独裁政権の姉のもと育った妹がもつ強みです。
私が社長なら、秘書室にはおねえちゃん(下の兄弟に対し非独裁、弟妹に甘いおねえちゃんが望ましい)と
独裁政権の姉のもと育った妹の二人を採用、配置させます。
太陽の姉。月の妹。
無敵の布陣だと思います。