二十歳のおカネのないカップルと五十のカップルでは意味って変わる

結婚も同棲も選ばないカップルが手にした、「世間に認められる」より得難いもの
「稼がない男。」著者インタビューです。
本を知らなくても読めますので、ぜひご覧くださいませ。

以下はこの本の私の感想です。
こちらの本の醍醐味は、ヨシオ、マキエのどこに同意できないか、だと思います。
じゃあ自分はどう生きたいのだろう?と自分の人生のいいたな卸しになります。

ネタばれあるのでちょっとあけます。









ヨシオは運動場のバイトという楽な仕事を選ぶことで
自分が成長できる機会から逃げているように見えました。

仕事以外でも成長はできますし、
そもそも、別に成長なんてなくたっていい、というのは頭ではわかっているものの
そう思ってしまう自分は仕事に自負を持っていて、
仕事を通じ成長できた実感があるのでしょう。
これは長所でもあれば(仕事に前向きで、自負がある)
弱点(成長しないとダメ、という縛りが自分の中にあり、他人にも求めるフシがある。仕事に期待しすぎ)
でもあるなと思いました。

成長しなきゃ症候群は女性に多い気もします。

これは楽な仕事をしているヨシオが悪い、という意味では決してありません。
どう生きようがヨシオの自由です。
自分は思っていた以上に仕事が大切だったのか、という発見が新鮮でした。
この本を読むまで自分の考えに気がつきませんでした。
自分とは違った生き方をしている人に対して思う違和感は自分を写す鏡です。

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